人生で初めて警察を呼んだのは2013年の夏頃、東京の板橋区に住んでいた時のことです。
夜中に突然の怒号が鳴り響きました
当時20代中盤で一人暮らしには慣れていたころでした。
女性の一人暮らしは何かと物騒なので戸締りまきちんとするなど防犯には気を使っていました。
単身者向けの中規模アパートの二階に住んでました。
その日は金曜日だったこともあって、いつもより少し夜更かしして深夜の0時ごろに就寝しました。
電気を消してベットで携帯をいじっていて深夜の1時頃になってしまい、本当にそろそろ眠ろうとしたときに、窓の外の道路から数人の男の人と思われる声が聞こえてきました。
酔っ払いかと思ったのですが、声が近いまま段々怒号や出てこい、殺すぞなどと怖い言葉に変わっていって、それが数分続きました。
それだけでもかなり怖い思いをしていましたが、一端声がやんだので安心していました。
怒号がおさまらず、恐怖を感じたので警察に通報
しかし、また数分もたたないうちに怒号が戻ってきて、今度はガシャンと大きな音と何かが壁に当たる音がしました。
怖くて窓の外を見る事が出来ませんでしたが、私の隣の部屋に石が投げ込まれて窓が割れたという事は音の近さと怒号でわかりました。
この状態がまた数分続いて、隣の人もどうなっているのかわからないし、自分の部屋にも石が投げ込まれたらと思うとこれ以上は耐えられず、警察に通報しました。
手も声も震えてうまく説明できたか覚えていませんが、通報から10分くらいでお巡りさんが来てくれました。
その頃には人の声がしなくなっていましたが、お巡りさんが私のドアフォンを鳴らして玄関前に立っている姿を見た時は、こんなに頼もしいし安心できる感覚は今まで味わったことがないほどホッとしました。
隣人への借金取りでしたが、間違われたらと思うと今でも恐怖を感じます
状況を説明して、私は窓から離れてカギをかけ、状況を確認できるまで外に出ないように言われて暫く待機していました。
やはり隣の窓が割れていて石が投げ込まれたようでした、人はいない状態だったようで、周りに暴漢の姿もいない事からその日はこれで事なきを得ました。
後に知ったのですが、隣の人の借金の取り立てに来た人達だったようですが、隣の人は僅差で引越しをしていたようです。
あの時もし私の部屋に電気がついていて、暴漢たちが部屋を間違えていたらと思うと、思い出すだけでも怖くてたまりません。
警察の方は私の不安を取り去るように、丁寧に優しく対応してくれて本当に心強かったです。
こんな時は我慢しないでもっと早く通報してくれて構わないとも言っていただき、本当に感謝以外の何物でもありませんでした。
この事件があってから、引越しはしなかったものの、カギを二重に取り付けたり、外に光が漏れないように遮光カーテンにしたりして前よりも防犯の意識がずっと高くなりました。