私が事故にあったのは、1992年の春のことです。
自転車で学校に登校中、青信号で渡ったのですが、自転車を降りて渡らなかったせいで、トラックと衝突しました。
ヘルメットをかぶっていたお陰で、頭に怪我はせずに済みましたが、ヘルメットが外れてしまう位の衝撃があり、同時に腕に怪我を負いました。
ちょうど園児が通っている時間だったので、トラックも徐行運転をしていたお陰で、ほんのかすり傷で済みました。
事故が起こった直後は、自分に何が起きたのかわからず、とりあえず横断歩道を渡り、歩道に出ました。
トラックの運転手さんが大変慌てて、私の方に駆け寄っては来たのですが、会社への電話連絡の為、救急車は遅れてやってきました。
救急車自体を呼んでくれたのも、駆けつけてきてくれた近所の方達で、電話に夢中になっている運転手さんに、手遅れになったらどうするんだろうね?と怒ってくれました。
怪我は大したことがなかったものの、ショックを受けたせいで、貧血になってしまい、そのまま救急車で運ばれました。
怪我はかすり傷でしたし、車の方もバンパーに血がついて歪んだくらいで、双方に大きな損傷はありませんでした。
事故の補償については、両親がやってくれたので、余り覚えていませんが、制服が破れてしまったので、それの補充と、いくらかの謝罪金をもらっていたようです。
後で、その時の謝罪金が、車の運転免許の費用に使われたと知って、何だか複雑な気持ちになったのを覚えています。
一応、横断歩道を渡っていたことと、青信号だったことが幸いして、大事には至りませんでしたが、あの時には、本当に恐怖を覚えました。
そもそもが、ものすごいスピードで、青信号を自転車に乗ったまま運転していたことが悪かったのだと思い、それ以降は自転車を降りて渡るか、スピードを落として、左右を確認してから、横断歩道を渡るようになりました。
事故は、双方に傷跡を残すので、二度と起こさないようにと、自分自身も気をつけねばと思います。