私は平凡に日々を過ごすごく普通の一般的なサラリーマンですが、人生とはいつ何時なにが起こるのか分からないですね、災いは急に向こうから襲ってきてゾッとするような体験をしました。
少し前の話になりますが、それは2005年の春の事です。
のんびり過ごした日曜日の休み明けで、今日からまた仕事かぁと思いながらもこ、の日は小春日和でお天気は良く晴れていて、どこかスッキリしたような朝の中、車に乗り込み出勤しました。
いつもの道をいつも通り安全運転で進んでいました。私は普段から安全運転を心がけていて、ゴールド免許を持っているくらいでした。
そして、小学校前にある十字路の交差点の信号が黄色に変わっていて、急がずに手前の横断歩道の前にゆっくり減速をして止まったのですが、この時ビックリするような事が起きました。
後部も、確認しながらゆっくり止まったにも関わらず、きっちり止まった2秒後くらいに後ろからガシャンという軽く何かがぶつかった音がしました。
驚いた私は慌てて車を降り、車の後ろを見てみると高校生くらいの女の子が、私の車にぶつかり倒れていました。
パニックになりながらも、女の子に大丈夫?と話しかけると手が痛いけど大丈夫と言い立ち上がりました。
車を見るとちょっとタイヤの後が残るくらいで、特に傷がなかったので、ただよそ見をしてぶつかっただけかなと思いながら、念の為に一旦車を端によせ、丁度近くにあった交番で警察の方に事情を説明しました。
大した事もなかったので、話もすぐ終わり一応連絡先をその女の子に教え、保険会社にも連絡をして起きました。
すると、その週の終わり突然家に母親と娘がやってきました。母親は血相を変えてお宅の車が急停止したために娘が手を怪我した!高級な自転車が壊れた、損害賠償しろ!と怒鳴りこんできました。
娘さんがぶつかってきたといくら説明しても分かってもらえず、これはもしかしたら当たり屋じゃないかと思い、かまをかけてみました。
じゃあ、知り合いに賠償とかに詳しい弁護士がいるので、今電話して聴いてみますね、と言うとサーッと顔色を変えて今日は説明だけだから、また今度こさせてもらう、と弱々しくなった声で言い、そそくさと帰って行きました。
それ以来、その親子が来ることは無かったですが、こんなドラマみたいなベタな事が実際に起こるなんて夢にも思いませんでしたが、気の弱い方などは、あの血相に負けて払ったりしてしまうのかもしれませんね。
自分は何もしていなくても、急に巻き込まれる事もあるので気をつけておいたほうが良いですね。