店舗の駐車場から国道の右折車線へ強引に行こうとした車と、直進していた私の車が衝突したものの、お互い怪我はなく済みました

2012年12月の事です。夜18時を過ぎて、辺りはかなり暗くなっていたものの国道を走っていた事もあり、道路沿いの店舗からの光で見通しなどは、悪くはない状況でした。

しかし、昼に降った雨で路面が濡れていたところに、気温が一気にマイナスまで下がったので、ブラックアイスバーンな状態になっており、走るのには慎重さが求められるような状況でした。

そのため私も含め車は皆、ゆっくりと走行していました。

そんな中、私は3車線の真ん中を直進していたのですが、左側のレストランの駐車場から軽自動車が国道に合流しようとしているのが見えてはいました。

当然、一番左の車線に入るものだと思っていたのですが、その車は道路を横切るように動き出し、ちょうど通りかかった私の車の助手席側にぶつかって止まったのです。

助手席には子供が乗っていたので、ぶつかった瞬間は悲鳴を上げてしまいましたが、子供は何が起こったかわからないと言った顔をしていたものの、怪我などはしてなさそうで一安心しました。

そのまま路肩に車を止めると、軽自動車も私の車の後ろに止まりました。

私の車はドアが少し凹んでいる程度でしたが、相手の車はライトが壊れ、ボンネットも凹んでいました。

車の状況を見ていると運転席から70才くらいのおじいさんが降りてきて、かなり不機嫌そうに私の真正面に立つなり「お前の車からぶつかってきた。俺は悪くない」と言って来たのです。

状況からいって、明らかにおじいさんの方が悪い事がわかっているのにそう言われ、私は腹が立ちました。

しかもさらに「俺は年金暮らしで直す金がないから、壊れた車をお前が直せ」と言って来たので、さすがに頭に来て「警察を呼びます」と言いました。

すると今度は「警察は呼ばないでくれ」と泣きそうな顔で頼み込んで来たのです。

ちょうどその時、会社帰りの夫が通りかかってくれたので、すぐに事情を説明しました。おじいさんが帰ろうとしたので、夫がおじいさんを捕まえた状態で警察に連絡をしました。

警察が来てからも、めちゃくちゃな事を言いだすおじいさんと少し言い合いになったりして、精神的にはかなりショックを受けました。

後日、おじいさんから謝罪に伺いたいと連絡を貰いましたが、私は顔を見るのも嫌でその後の交渉は全て自動車保険会社に一任しました。

今でも、道路を真っ直ぐ走っている時にいきなり横からぶつけられたらどうしよう、とトラウマ的に思う事があります。