私が初めて交通事故に遭遇したのは、1998年秋でした。当時20代前半で休みの日は車でよく出かけていました。
新しい道を発見するのも楽しみのひとつで、その日もあまり通り慣れていない道でしたが、主幹道路でしたし、交差点もいくつもある道で信号と速度、車間距離に気を配って走行していました。
ちょうど交差点に差し掛かった時に、自分の車の前方左側に右折しようとしてきた車が衝突しました。そこで私は気を失いました。
意識は朦朧としているが、耳だけが聞こえました。おそらく警察の方だと思いますが「あんた、シートベルトしてなかったでしょ?」と聞かれ、「してました」と力なき声で答えたのを覚えています。(この対応のお陰でしょうか?警察からは点数をひかれることはありませんでした)
また、意識が遠のき、今度は病院の手術台の上で、左側のこめかみがえぐれていたため、縫い合わせていたんでしょう。皮膚と皮膚をつなぐ鈍い音が聞こえました。
結局、顎の骨にヒビが入ってしまし、1ヶ月の入院となりました。
その間、2度、加害者の方がお見舞いに来られましたが、複雑なものです。自分の顔がアイドル並みにかわいかったら、自殺なども考えたかも・・と思いました。
保険会社が頑張ってくれたらしく、保険の割合は9対1でした。私が信号無視でも速度オーバーもしていなくても、動いていれば必ず、過失になるそうです。
交通事故は互いに嫌な思いをします。被害者は被害者の。加害者は加害者の。そしてお互い二度と会いたくないと思うでしょう。
だから、自動車保険というものが大事になり、信頼のできる保険会社を見つける事をお勧めします。私の知人で事故にあってからの対応が酷すぎる保険会社がありました。そうなる前に事前に調べておくのも良いかもしれません。
交通事故は、自分が気をつけていても遭遇してしまう可能性もあります。まずは冷静な対処を求められますから事前に、万が一の場合を調べておくことも良いかもしれません。