衝突も接触もなし、しかし交通事故として扱われる。

2011年の春のことです。

250ccのスクーターに乗っている際に、衝突も接触もしないものの、転倒させられるといった事故に遭いました。

事故の概要

その日、あるホームセンターに買い物に行き、その帰りのことでした。

信号も車線もない、車が2台やっとすれ違うことができる程度の裏道を走っていました。

不意に私の左前方にある駐車場から、軽自動車が左右の確認をせずにいきなり道路にとび出してきました。

ちょうど私の進む方向をさえぎるかのような形で出てきたため、衝突を避けようと右に急ハンドルをきりました。

そして、バランスを崩してそのまま転倒してしまいました。

軽自動車は倒れた私に気づいたものの、そのまま走り去ろうとしました。

なので、ホーンを鳴らし続け、さらには「待て」と大声を出したところ、運転者が車を止めて降りてきました。

相手は、「当たっていないのだから自分は悪くない」と言いはる

そこで、左右の確認をせずに道路に出てきたことをとがめると、「当たっていないのだから自分は悪くない」と言いはります。

このまま話をしてもらちがあかないと判断して、その場ですぐに警察に電話をしました。

到着した警察官に事情を説明したところ、

「当たっていないとしても転倒の原因を作ったのは軽自動車なのだから、まったく責任がないとはいえない」

との見解を出されました。

相手方からは最後まで何の謝罪もなし

病院に行き、痛みを感じていた右肩のレントゲンを撮ったところ、骨には異常がないとのこと、痛みは筋肉の裂傷であろうとの診断でした。

結局、相手方の加入していた保険会社が間に入って補償がなされることになりました。

加害者といえる相手方からは最後まで何の謝罪もなく、今も憤りを感じております。

今後、もし同じような形にでくわしたら、無理によけずに当たってしまおうかとまで考えるようになりました。

しかし、実際にはやはりよけてしまうでしょうね。