私は愛知県に住む35歳の男性です。
これは今からちょうど10年ほど前の2009年、私が25歳だったころの話です。
いい雰囲気の中、鳴り響くセキュリティシステムを無視
私は当時付き合っていた彼女(今の奥さん)と高台になった公園で夜景を見ながらデートしていました。
その日はなんと記念すべき初デート。
職場の同僚だった彼女と適当に近くのお店で食事をし、カラオケをした後に夜景を見に行くことにしました。
時間は深夜一時ごろ。
公園のベンチで座りながら雑談をしていました。
公園には駐車場がなかったので、近くの住宅街に路上駐車していました。
仕事帰りだったので後部座席にカバンを載せていたのがよくなかったようで、車上荒らしにあってしまいました。
夜景を見ながらだべっていると、「キュインキュン」と遠くで響くサイレンの音。
当時私が乗っていたには衝撃を感知すると発砲するセキュリティシステムが付いていたのですが、まさか自分の車だと思わずそのまま放置してしまったのです。
訪れた警官から衝撃の発言
それからどのくらい時間が経ったでしょうか?
私たちのもとに二人の警官がやってきました。
時間も時間なので、「職務質問かな、面倒だな」なんて思っていました。
すると、一人の警官がおもむろに「ちょっと離れたところに停まってる黒い車、あなたの?」と聞いてきました。
「はい」と答えながら「やべ、路上駐車の取り締まりか!ついてないな」と思っていたら、「ガラスバリバリに割られてるよ」との衝撃発言が。
想定外の展開に頭は真っ白
想定外の展開に頭は真っ白です。
どうやら近所の人が車のセキュリティの警告音に気が付いて警察を呼んだ様子です。
そして警官は「夜景の有名な公園の近くに路上駐車してるのだから、きっと公園にいるに違いない」と公園まで探しに来てくれたみたいです。
「ちょっと一緒に来てくれる?」と言われ彼女と警官と一緒に車へ戻ると、後部座席運転席側の窓をバリバリに割られてしまって無残な姿の私の車がありました。
「これ、あんたの車で間違いない?」と警官に問われ、「ハイ・・・」としか答えられませんでした。
そこからは極めて事務的に作業が進みました。
「とりあえず近くの交番に来てくれる?」と言われ、ガラスが割れた車に乗って交番まで移動し、そこから事情聴取や被害届の提出をして解放されたのは午前3時ごろ。
盗まれたものは仕事用カバン、財布(と現金)、ノートパソコンとヴィトンの手帳カバーなどなど
盗まれたものは仕事用のカバンと中に入っていた財布(現金5万円程度)、ノートパソコンとヴィトンの手帳カバーなどなど。
「あとは保険屋さんに連絡しておいてね、補償の内容によっては盗まれたもの保険降りるかもよ」と言われて帰りました。
「車上荒らしはね、犯人捕まらないよ」「仮に捕まったとしても、盗られたものって返ってこないんだよね」と寂しいことを言う警察官に見送ってもらい帰宅しました。
車上荒らしの被害は保険で賄えたものの・・・
その後保険により、ノートパソコン、財布、手帳、カバンといった実物はしっかり保証してもらうことが出来ましたが、中に入っている現金は対象外とのこと。
それでも現金30万円くらいが口座に振り込まれ、「仕方ないか」と思える結末です。
ガラスの修理代も保険で賄えましたし、等級ダウンにもならなかったので不幸中の幸いでした。
ただ粉々になったガラスの破片はいつまでも車内に残っていて、車内のモノに触れた瞬間「イテ!」となる瞬間はしょっちゅうでした。
目に見えない破片があるゆるところに残っていて、凶器と化していました。
警察の人にも言われましたが、車内にカバンを置きっぱなしにしてはいけませんね。
住宅街だから大丈夫だろうと思っていると痛い目にあいます。