高齢者の運転する一時不停止違反車との衝突事故

 私が経験した自動車の交通事故でも生命の危険があった事故は、2004年の春に起こした車両同士の衝突事故でした。
当時はまだ20代後半で運転も10年近く、仕事でも営業車を使用していたので運転技術にもある程度自身はありました。
 
 事故を起こした当日は通院を定期的にしていた祖父を病院へ送迎した帰りだったのですが、いつも通い慣れた道でした。

週末の午前中ということもあり交通量も多くなく、特に急ぐ必要もないので安全な運転をしていたと思いますが、ただ途中に自転車や歩行者の飛びだし事故の比較的多い信号のない交差点があり、そこはいつも減速していました。

そのときもその交差点に差し掛かったとき、高齢者の運転する車が一時停止の標識で減速するのが見え、わたしも一応優先道路を走っていましたが減速しながら通過しようとしました。ところがその車は減速したものの停止せずそのまま直進。
わたしは急ブレーキをかけながら急ハンドルを取りましたが避けきれずに、その車両の運転席側に正面から衝突していしまいました。

 わたしはフロントガラスに頭をぶつけましたが、相手の年配女性のドライバーが心配になり、すぐさま降車して彼女の身の安全を確かめ、警察に電話をしました。

被害は双方共にへこみやガラスの割れがありましたが、女性に幸いケガは無く、わたしは契約していたソニー損保に連絡し、これからの手続きなど要点の説明を丁寧に受けました。

 双方ともケガなど無く、保険会社に加入していたので、事故後の手続きはスムーズでした。

過失割合は8対2となり、正直相手の交通違反が事故原因とわかっているので不満がありましたが、保険の担当者にそれが一般的な割合だと説明を受け渋々受け入れました。
というのも事故直後、相手の年配女性は自分の交通違反を認めて謝罪していたのですが、相手の主人が私にも事故原因があるのではという疑問を持っているという話を聞いたので、正直納得しがたいと感じました。

 その後はとにかく自分が安全運転することも重要ですが、高齢者などが運転する車輌などには特別に注意するようにしていて、周囲の人にもそれはアドバイスとして伝えたいと思います。