トンネル内の正面衝突、こちらは全く非がないと認められた

2006年の12月、父がトンネル内で交通事故にあいました。
軽自動車とワンボックスの正面衝突です。

父は当時49歳で、仕事を終え現場から自宅へと向かっている途中のトンネル内での事故でした。
当時は冬でしたが気温は高く、路面の凍結もありませんでした。
小雨が降る中でしたが、トンネル内はスリップするほど濡れてもいませんでした。

父は普通に走行車線を制限速度で走行していると、対向車が中央線をはみ出してこちらへ向かってきたそうです。

なかなか戻らないな、と思っているとあっという間に目の前に来てしまい、こちらはブレーキを踏みましたが20mほど押し戻されたそうです。

父はそのまま意識を失い、後続車の方が救急車を呼んでくれたようです。

父は両足首と大腿骨、肋骨を骨折し、半年以上の入院生活を送りました。
相手は打ち身程度だったとのことです。

足は壊死し、皮膚移植など様々な手術を行いました。

すぐに保険会社にも連絡し、加害者との間に入ってもらい話を進めてもらいました。
保険会社は東京海上だったと記憶しています。

加害者はすぐに謝罪に来ましたが、誠意が見られず保険会社の担当の方がかなりがんばってくれて、車同士の交通事故にも関わらず100%相手が悪いと認められました。

保証は父が定年になるまでに取得するであろう収入分の金額と、全ての治療費、精神的に追い詰められたとして慰謝料も取ることができました。

相手はスリップして対向車線にはみ出したと言っていましたが、のちに追い越そうとしたけどぶつかったと笑いながら友人に話していたそうです。

もっと警察が動いてくれるように時間をかけて納得するまで調査をお願いすればよかったと思っています。
事故後、追い越しはしない、周りをよく見て運転するということをより気をつけるようになりました。