相手はベンツ、私は軽自動車で右折時に追突したけれど、双方無事でした

事故は、運転免許を取った2年後の1998年の秋の夜でした。親に車を買ってもらい、バス通勤から車通勤に変えた直後のことです。

大きな県道の交差点で、車線は3車線。長い右折専用レーンに入っていきました。信号は直進と左折が赤で、右折のみ青という矢印の状態でした。

自分の車は交差点よりずいぶん手前でしたが、まだいけそうだ(青が長いだろう)と思い、アクセルを踏みました。その直後、黄色になりました。

前にいた黒いベンツは早い段階でブレーキを踏み、停止。

私はアクセルを踏んでしまっていて、かつ、助手席にいくつかの荷物を載せており、それが気になってブレーキが弱くなってしまったかもしれません。そして追突しました。

すぐに相手の方が降りてきたので、とにかく謝りまくり。

ですが、追突されてしまった後部を見たとたんに上機嫌になりました。なんと、ほぼ無傷だったんです。

私の軽自動車は、前が、かなりつぶれており、自走も可能かどうかというレベル。

1つのライトは完全に破壊されていました。2台とも次の信号で交差点を抜け、コンビニの駐車場へいったん停車。

男性は「一応、あとで整備工場に持ってくわ。警察沙汰にはしないから連絡先ちょうだい、あと、保険でなおしてね」という感じのくだけた口調で言ってくださり、連絡先を交換。

用事があるとかで、すぐに立ち去ってしまいました。

その後保険会社に電話をしたら「えっ!!ベンツ!?相手は……」と口ごもりましたが、「いや、ふつうの方でしたよ」と言うとほっとしたようでした。

結局、ベンツの方は多少フレームがゆがんでいたので40万円。こちらは30万円かかりました。保険で治りました。また、お互いに怪我はありませんでした。

相手の方には、菓子折りを持ってお詫びに伺いました。「そんなん、いいのに」と笑って許して下さり、本当にほっとしました。

その後、「だろう」運転はしないこと。助手席のイス上には物をおかず、足元に置くようにしました。